2011年12月26日月曜日

いよいよ今年も終わります。

あともう少しで今年も終わります。
年末ということで少しほっとしたいところですが、鉄人漁船はそうはいきません。
公演は1月13日から。。。ということで年末年始もずっと稽古です。


田中遊さんからのダメだしの量がとてもつもなくて、この前の通しのダメ出しは18ページほどにも及びました。
役者としてとても難しい演目だと思うのですが、練習量でカバー。
ほぼ毎日の練習がつづいております。


現在、
作品の構成が決まり、セリフも身体に入ってきています。
この前の通しでは、前半はいまいち乗り切れなかったものの、後半はグングン熱がこもり加速していきました。

さて、今日も稽古です。
また、上達していることと思います。残り2週間程・・・
どこまでいけるか。

最後です。3年目の本当の最後。
ぜひ、観にきて欲しいと思います。

沢大洋

2011年12月15日木曜日

ワンシーンワンシーンを丁寧に。

劇研アクターズラボ+正直者の会
2011.12.14



最近のラボは、ワンシーンを徹底的に詰めていってます。地道に地道に。
何度も1分くらいのシーンを繰り返し、遊さんが相応しい絵を見つけ、同じ事ができるよう、自主練習にて精度をあげていきます。

正直、役者さんめっちゃ大変だろうなと思います。セリフはどんどん新しいのを覚えなくてはならないし、ダメ出しも一回で消化していかなければ間に合わない。



とてもストイックです。
ですが、「これをやりきればすごいものが出来上がる。そう信じているんだ。」
というとてもいい緊張感を感じます。

あと一ヶ月もない、本当に最後となる大切な時間。
今迄の3年間の蓄積を、爆発させて欲しいなと思いました。

沢大洋





2011年12月9日金曜日

内側の。

劇研アクターズラボ+正直者の会
2011.12.08



今回のラボは2シーンにしぼり、徹底的に詰めました。
自分もプロンプで加わり、シーンを調整していきました。

セリフも入り、流れも入ってきて安定感が出てきているところなので、逆に平坦になっていきます。足りないのは感情面であったりとか、自分が何をしたいのか、何を感じているのかに関わってくる部分です。


当たり前のようで、なかなか難しい箇所です。
そしてもちろん他にもいろいろと関わってきますので、繊細な作業が続きます。

まだまだ詰めれる箇所はたくさん。
けれども大胆さ、内側のダイナミックな流れを忘れずに練習していってもらえればなあと感じました。



 沢大洋

2011年12月7日水曜日

通し2回目。

劇研アクターズラボ+正直者の会
2011.12.5


本日は久しぶりの人間座にて通しをしました。
いつもと違う環境でしたが、2時間程で無事に通しを終えました。

長丁場の舞台、また、すごくアンテナをはりながらの演目ですので、集中力、体力がいるなあという印象。
全体の流れが掴めてきたとこですので、ここからきっちりと整理されていくのだと思います。

あと一ヶ月程。
チラシも完成し、ここからさらに勢いを増していきます。
鉄人漁船の最終公演、ご注目ください!

沢大洋



2011年12月1日木曜日

劇研アクターズラボ+正直者の会 公演情報




劇研アクターズラボ+正直者の会 vol.
鉄人漁船 公演

白(地図-旗)






A子は突っ立っていた。
右手には背よりも高い棒(大きな物差し)を持っている。
随分離れた所から、測量士がスコープを覗き込んでこちらを見ている。
快晴。
A子は今日も突っ立っていた。
旦那は三ヶ月の海外出張に出かけている。
その間だけと決めたアルバイト。突っ立っている日々。
不意に風が強く吹く。ベランダに干して来た洗濯物。が、気になった。
はためく白いブラウス。それは旗のようだ。地図の上で何かを示す。「何か?」それは何だろう?
ゲンザイイチとモクテキチ。

「私の目的地はどこなんだろう?」

そんな事を考えて/つまり/ヒマなのだ/・・・/真っ白い地図の上、/彼女は突っ立っている。


演技トレーニングを行なう劇研アクターズラボと、俳優田中遊が主宰する「正直者の会」が手を組んで行なう公演の第。演劇講座でありながら、いかに「発表会」レベルを脱するか。
今回が三年目。「正直者の会」とのコラボの最終回となります。年間の集大成をぜひご覧下さい。


作・演出 田中遊(正直者の会)
出演:
板倉真弓
岡崎信幸
西塔友美
渋谷善史
下野優希
永井彩子
のりす
治田絵里子
福田英城
古野陽大
(50音順)

日時:2012
1月13日(金) 19:00
1月14日(土) 14:00/19:00
1月15日(日) 13:30/17:00
*日時指定自由席
*受付開始は開演の30分前
*開場は開演の15分前



料金:一般1,800円(前売り当日共)  
学生・劇研アクターズラボ受講生:1,300円(要学生証)
※日時指定自由席券
座席数に限りがございますので、できる限り前売り券をご購入いただくかご来場日をご予約ください

テクニカルディレクター:川島玲子(GEKKEN staff room)
企画制作:杉山準
制作補佐:沢大洋

チケット取り扱い・ご予約:
アトリエ劇研(〒606−0856 京都市左京区下鴨塚本町1 
電話・ファックス 075-791-1966 e-mail labo@gekken.net
協力:シバイエンジン

2011年11月24日木曜日

公演情報もうまもなくで。

鉄人漁船
2011.11.23






















稽古が続いています。
公演まであと1ヶ月半程。


公演情報、もう間もなくお知らせできるかと思いますので少々お待ちくださいませ。






2011年11月18日金曜日

長く続いて、見えてくるもの。

2011.11.16
劇研アクターズラボ+正直者の会



今回は初通し稽古。
自分は前半少し声だけ代役で入れていたのですが、残念ながら変わりがつとまりません。
少ししてメンバーが揃い、段々と本来の姿を見せ始めました。

二時間ほどで終了。もちろん修正すべき点はたくさんあるのですが、鉄人漁船にとってとてもいい機会になったと思います。いろいろな収穫がありそうです。


自分自身としては、全てを通して見れたこと。
そしてこのチームにしか出せないものがあって、それが繋がっていっているのが見えました。
その繋がりが、劇場の空気全体もつなげているように感じ、空間が輝きを帯びていました。
綺麗でした。

沢大洋


2011年11月16日水曜日

3年目。

2011.11.14.
劇研アクターズラボ+正直者の会


『鉄人漁船』と名のついたこのユニットも、もう三年目。
今回が最後です。


今回の稽古では、その三年の蓄積を感じました。
チームに芯が通っていて、いかようにでも表現の形を変えられます。
それによって、いろいろな方向から心を動かされるものとなります。

あとは稽古。
次回は通します。(自分はプロンプで代役の予定)

沢大洋


2011年11月9日水曜日

久々のアトリエ

劇研アクターズラボ+正直者の会
2011.11.7 19:00~21:00


自分も声だけで参加。
明らかに溶け込めてないので申し訳ない気持ちです。

今回は始めからシーン5くらいまでを一気に通しました。
まだセリフに慣れない印象。まずは回数です。


久々の劇研ということで、舞台も組んでみました。
高低差がつくだけで、さらに色が多様に変化します。
これからこれから。自主練もかなりの頻度になってきています。

沢大洋




2011年11月7日月曜日

それぞれの絵

2011/11/2(水) 19:00~21:00
劇研アクターズラボ+正直者の会


今回の参加者は10名。
ダメ出しを受けているときの全員の顔の向きが揃って前をきちんと向いているのがおもしろかったです。
というのも個々のキャラクターが、田中遊作品の中で生きてきたからかもしれません。

遠目で見ると、首の角度、顔の向きが同じで見た目の差異はあまりないものの、自然と、それぞれ独自の絵が重なりあって共存しているように見えます。


11月に入り、週2回の稽古となりました。
いいテンポで作品が調和していきます。


沢大洋


2011年10月27日木曜日

合流して大きな流れに

劇研アクターズラボ+正直者の会
10/26


田中さんが不在の中の自主練により、役者にセリフが入り言葉が繋がり出しました。
春頃の即興創作の感触が戻ってきました。久しぶりです。

会話劇より心地いい、音とリズムと意味が繋がって。
音楽みたいなんかな。という印象の感触です。
優しい気持ちになれますね。なんででしょうか。 

そして自主練でくってきたものを、それぞれの要素を尊重しながら再コーディネートしていきます。
地図の話なんですが、物語もだし創作過程もだし田中遊さんの演技もだし、すべてリンクしているみたいです。



そんな中、感触の繋がらない感覚が作品に飛び込んできました。
違う感性が受け入れられる瞬間を見たと思っていますがどうでしょうか。

バラバラの面子が集るアクターズラボならではの、全く違う流れを合流させていくこと。そこには大きな可能性があるように感じました。
新たな奥行きの予感です。

沢大洋

2011年10月22日土曜日

鉄人漁船 いよいよ

2011.10.19
劇研アクターズラボ+正直者の会


今回は田中遊さんが東京遠征に行っておられるため、スタッフ講座ということに。
アトリエ劇研を使用する上での諸注意、実際の舞台設営を行いました。

最近、自主練習もはじまり、11月になればラボ講座が週2回になります。
一気に加速していきます。




地図の捉え方/描き方についてのレクチャー


2011年9月28日水曜日

正直に。

アクターズラボ+正直者の会
9月26日@アトリエ劇研


田中遊さんが8時間という大作を終え、帰ってこられました。
疲労困憊だったと思うのですが、その素振りも見せず着々とシーンを作っていきます。

台本のラストを稽古。
今日は欠席者がいたため、私も参加しました。
参加してみて、難しさがよくわかりました。
テンポを作り出していくのもそうですが、台本のイメージを共有すること。イメージ統合への瞬発力、互いの信頼関係。などなど。
舞台に立っているだけでいろいろな情報のやり取りが求められます。
しかも台本がある中で、即興的な躍動感なりイメージを発生させていかなければならず、余計に役者のレベルが求められます。

台本を覚えながらになり苦しい時期かと思いますが、良い形で乗り越えていってもらえればと思います。

沢大洋


2011年8月29日月曜日

台詞の振り分け


以前にも書きましたが、田中さんは芝居の中で言葉遊びのような手法を使います。今回も、短いことばを役者が次々に話すことで、言葉の意味や、聞いた人がそこから思い起こす想像を巧みに使いながら、芝居にふくらみをもたせていきます。
 その言葉をどの役者が語るかは、現場で決まっていきます。今日も稽古の最後に台本に書かれた、短いことばが次々に役者に割り振られ、だれが話すのか未定だった台詞に全て、語る役者が決まりました。役者さん達は演出家が読み上げる振り分けを、台本にせっせと書き込みます(写真)。稽古の中で変更や、修正もおこってくるでしょうが、まずはこれで芝居全体の雰囲気は読み取れるのではないでしょうか。

2011年8月22日月曜日

段取り


台本が完成し、いよいよ台本を使った練習が始まりました。
台本の段階では想像がつかなかった動きや段取りがついていきます。

台本と演出の田中遊さん特有の台詞使いも随所に見られ、台詞を数人が同時に言ったり、何人かで分担して話したりと、段取りはなかなか大変です。「台詞を覚えないと、稽古が進まないので覚えて下さい!」と演出家から注文が出ます。皆さんの努力に期待したい所です。
 来週は久しぶりに交流会(飲み会)があります。本格的な稽古始まったのを機に、皆で飲みに行って気持ちを盛り上げようというところでしょうか。
 ちなみに、昔演劇の先輩から稽古始めに飲みに行くのを「うちいり」と言うのだと教えてもらいました。終演後に飲みに行く「打ち上げ」は一般的ですが、「うちいり」はもしかすると先輩のいた劇団だけかもしれません。ちなみに、稽古半ばに飲みに行くのは「なかいり」だそうです(これも一般的かどうかは知りません)。最初に「さあやるぜ!!(うちいるぜ!)」と気持ちを高ぶらせて、途中疲れて来た頃に「休憩(中入り)して」、公演終わりで「ぱーっと盛り上がる」。飲みに行きたいと思う役者の心持ちをうまく表現してる気がします。
 ついでに、京都の言葉では打ち上げは「足洗い」といいます。(京都では一般的です。)「打ち上げ」よりはるかにテンションが低いですね。祭りのあとに、さっと日常生活にもどる意識が感じられ、「大人の言葉だなあ」と思うのは私だけでしょうか。

2011年8月8日月曜日

台本第一稿完成!

台本の第一稿が完成しました!
配役が決まり、いよいよ本格的な稽古が始まります。
劇研アクターズラボ+正直者の会のコラボも今年が最終年となります。
台本を見る限り、過去2年間をふまえた集大成の感じがします。楽しみです。

写真は演出家から発表される、配役と細かく区切られた台詞の担当をメモしている所。
(注:演出家にひれふしている所ではございません。)


2011年6月20日月曜日

今後のブログについて

各公演クラス、スキルアップコース、特別クラス、ワークショップオーディション。
それぞれのブログを開設し、たくさんの情報を発信していきます!

このブログでは、劇研アクターズラボ+正直者の会『鉄人漁船』についての情報を公開していきます。

劇研アクターズラボ