2011年8月29日月曜日

台詞の振り分け


以前にも書きましたが、田中さんは芝居の中で言葉遊びのような手法を使います。今回も、短いことばを役者が次々に話すことで、言葉の意味や、聞いた人がそこから思い起こす想像を巧みに使いながら、芝居にふくらみをもたせていきます。
 その言葉をどの役者が語るかは、現場で決まっていきます。今日も稽古の最後に台本に書かれた、短いことばが次々に役者に割り振られ、だれが話すのか未定だった台詞に全て、語る役者が決まりました。役者さん達は演出家が読み上げる振り分けを、台本にせっせと書き込みます(写真)。稽古の中で変更や、修正もおこってくるでしょうが、まずはこれで芝居全体の雰囲気は読み取れるのではないでしょうか。

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